10年ほど前、関東に住んでいたころに一度、マンションを買ったことがあるけど、その時と比較すると、正直、注文住宅は「面倒くさい」(笑)
厳密には、ゼロキューブは規格型の注文住宅だけど、間取りが決まればあとは注文住宅と同じ工程です、たぶん。
マンションや戸建ては、たいていの場合、出来上がったものを見てから購入を決めるので、建材やクロス等のカタログを何冊も見比べて、あーでもない、こーでもない、と頭を悩ませることはありませんでした。
思えば、マンションのときは、窓枠や窓台、はばき、タイルの色、どうかしたら玄関の扉や収納扉のデザインや色も気にしなかったな~、いったい何色だったんだ(笑)
ウチらは夫婦ともども基本的に面倒臭がり屋なので、かなり疲れました。ソファーやダイニングテーブルを購入した日も、妻は「きょう絶対に決めたい!何故ならもう面倒だから!」と絶叫したほど。
ちなみに、面倒臭がり屋にさらに輪をかけた実姉に、5年前に新築したときのことを聞いてみたら「ぜんぶ工務店に任せたよ。住んどっても何色だったかなんて気にしたこと無いよ」との回答。
そうです、住み始めたら気にならないのです。
これはマンションの時に経験済み。のはずなのに、一生懸命頑張ってこだわったのが今回のゼロキューブ。
途中、わくわくしたり、ドキドキしたり、時にストレスや憤りを感じた夜、投げ出したくなった朝、そして再び立ち上がった夕暮れ(ポエムかよッ)。
結局のところ、こだわりの家に住みたい、のではなく、こだわる過程を楽しむ、のが注文住宅の醍醐味なのではないかと、我ながら悟った今回のゼロキューブ新築でした。
結果的に、周辺の建売り住宅の相場より1割以上安くゼロキューブを建てることができ、なおかつ、そんな過程を楽しめたのだから上出来です。
そして何より、悩みながらも楽しみながら自分たちで細部まで頑張って決断したことで、それが失敗や後悔だったとしても、思い入れが強くなり、そして愛着が涌き出てくるのです。
出来が悪いほど可愛い、とは良く言ったもの。まさに、私たちのお転婆娘たちのように(笑)
と、最終回みたいに締めてしまいましたが、これからもまだまだ書いてゆきますよ(^^)/
※生活感満点のリビング失礼しました\(_ _)