5年前にUターンで地元に戻り、独立開業したものの、思っていたほど稼げずに気が付いたら40歳を超え。
個人事業主でかつ自己資金が少ないとなると住宅ローンを組むのは至難の業。
やべぇ、このままじゃ住宅ローン組めないじゃないかと思い、あっさりと個人事業主を辞め会社員に戻ったのが4年前。
そして、紆余曲折ありながゼロキューブを建てることができた経緯があります。
自己資金がそんな程度でよく注文住宅(規格住宅含む)を建てられたな、と驚かれるほど自己資金は出せませんでした。
あとあと詳しい人に聞くと驚きの事実が発覚しました。
「自己資金ゼロでもOK」みたいな広告をたまに見かけますが、結局のところ頭金かゼロにできるだけで諸経費はゼロとは生きません。
分かりやすく言うならば、「頭打ちはゼロでも良いけど、諸経費の数十万円は必要よ」ということ。
家を建てるんだったら、そのくらいは用意せぇよ、と思いますが、仮にまったく蓄えがなくとも実は家を買う方法があるそうです。
自己資金ホントにゼロの人が家を買えるとしたら、マンションでも建売りでもなく、注文住宅なんです。
マンションと建売りは販売価格が確定していることがほとんどのため、販売価格に対して頭金を差し引いた額が住宅ローンの対象となります。
これは、誤魔化すことができません。当たり前。
一方、注文住宅は、家が完成する前、最終的な総工費が確定していない状況で、仮で住宅ローンの金額を決めます。
家が完成して総工費が確定したときに、仮の住宅ローン額より多くかかったら、住宅ローン額を増やすか現金(自己資金)で補填します。
逆に住宅ローン額より総工費が少なければ、住宅ローン額を減額するのが一般的ですが、住宅ローン分は一旦ハウスメーカーに振り込まれるので、そこから差額を現金で戻してもらうこともできるようです。
うちの場合は、急きょ外構を別業者に依頼することにしたため、差額を外構費用に充てた経緯があります。
この差額を利用すると、結果的には諸経費まで住宅ローンで賄うことができるようになります。
自己資金がホントにゼロの人にとってはありがたいことです。
でも、その分、住宅ローンとして返済しなければならないことは、お忘れなく。