この町に住み始めて間もないころ、3年ほど前だったかな。
少し離れた隣町に、とてつもなく破格の建売住宅が販売されました。
価格は1300万円。
この辺の建売の相場から比較すると、ほぼ半額。
立地はもっと街中寄りで、JRの駅も私鉄もバス停も近い場所なので、
実質、半額以上のお得感。
当時は家を買うどころではない台所事情だったけど、
1300万円なら買えるな、と思った記憶が。
もともと周辺で4戸くらい売りに出ていて
2000万円程度で売りに出せれていたけど、
最後の1戸になって一気に価格が下がったようです。
何度か近くまで物色しに行ったものの、
逆に破格すぎて怖くなり、結局、見学には行かなかった。
この家、実は毎朝、通勤のバスの中から見えるんです。
安価な建売のイメージとして抱いているのは、
北側の外壁に緑色の苔(?)が生えること。
しかし、この破格の家は、いまだに苔(?)が生えていません。
むしろ、当時の真っ白さを維持しているようにも見えます。
外観しか見えないけど、この物件、意外なお買い得物件だったのかも。