ゼロキューブを建てたばい with FIAT PANDA

LIFE LABELのローコスト住宅 ZERO-CUBE(ゼロキューブ)+BOXに住み始めて5年が経ちました。住み始めてから分かるゼロキューブの良さや問題点などを正直に書いています。あとは愛車のFIATのことも。近所や日本中にもっとゼロキューバ―やFIATオーナーが増えることを願ったブログです。最近FIAT500→FIAT PANDAに乗り換えました。

新築の「比較のトリック」に要注意

見本市など大きなイベントに行くと、たいていワイン屋さんが出店してます。

 

近くを通ると試飲をススメてきます。軽い気持ちで飲んでみると、確かに美味しい。

 

他にも種類があるから、と促されて店内のテーブルに座ると、さらに美味しいワインを試飲できます。

 

さっきのも美味しかったけど、こっちの方が美味しい!

 

さらにさらに美味しいワインが出てきて、これはさっきのとは別格!と感激するのです。

 

むかし、そんな経緯でそこそこ高価なドイツワインを定期的に箱買い(6本)してました(笑)

 

これと同じようなことが、新築の打ち合わせでも多々起こります。

 

ウチの場合、システムキッチンや三面鏡の扉の素材を決めるときに、同じ感覚に陥りました。

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キッチン&カップボードの扉板は、標準で選べるのは三種類しかなく、ワンランク上の素材だとオプション+3万円、さらにもうワンランク上になると+5万円だったと思います。

 

比較すると確かにオプションの方が素材が良いし、見た目もお洒落で格好いい柄が多い。

 

当然、気持ちは+5万円に傾くけど、身の丈を考えるとせいぜい+3万円かな~、と落ち着くのです。ここで、なぜか標準の選択肢が無くなるんです。

 

そりゃそうです。上中下を見せられて「下」が良いなんね思う人はほとんどいません。これ、売る側からすると鉄則中の鉄則ですが。

 

この比較こそが「錯覚」であり、「トリック」なんですよね。

 

仕事で生鮮品を取り扱うことがあるけど、サンプルで取り寄せた数種類の商品を比較すると、当然ながら優劣があるわけです。

 

でも、必ずしも「優」が正解ではないと思うんです。

 

比較して良い方を選ぶのは簡単なこと。でも、それが出来るのは潤沢に予算がある人だけ。

 

ハウスメーカーを比較するのは当然としても、建材や設備などは、結局、購入するのは1つなのだから、予算が限られているのならば、1つのものだけを見て、善し悪しを判断するスキルがとても大事だと思います。

 

それが出来ないと、せっかくお洒落で安価だと言われているゼロキューブも、費用は青天井になってしまいますから(^^;

 

そんなことを懇切丁寧(笑)に伝えながら、なんとか妻を説得して、最終的には標準の中からフローリングの色に近いものに落ち着きました。

 

半年たったいま、妻にデザインについて感想を聞いてみると、「はぁ~、アンタの武勇伝なんて聞きたないわ」と一蹴されましたが(^^;

 

実際に住んでみると、正解だったかは分からないけど、少なくとも「失敗した」とは思わないかな。意外としっくり来てるね、みたいな感想です。

 

どちらにしても比較購入は要注意だな、と友人から頂いたドイツワインを飲みながら、つくづく思いました。

 

にしても、やっぱりドイツワインって美味しいわw